一印かまぼこ店 (糸魚川市 寺町)
創業嘉永三年から157年もこの地でかまぼこ造りを続ける一印かまぼこ店。 現在で7代目となります。
過去は寺町・押上だけで30件ものかまぼこ製造を生業とするお店があったそうです。古来より糸魚川は海の幸が豊富で、中でも鱈(たら)がことのほか大漁だった時期がありました。
その新鮮な鱈を利用する方法はないかと考え出されたのが蒲鉾です。
一説には蒲鉾の発祥が糸魚川ではないか?との見解もあるそうです。
そのかまぼこ屋も寺町・押上にまたがる大火によって焼けてしまい、
復興して尚かまぼこを作り続けたのはわずか数件になったとのことです。
一印かまぼこ店では代々受け継がれた製法で現在も変わらぬ味を守り続けています。
ほとんどが手作業で作られているため形は不揃いですが、そこが人気の秘密とも言えるでしょう。
味にもこだわりがあり、特に塩は精製塩ではなく天然塩を使用し全ての製品を作っていて、とてもまろやかな味に仕上がっています。
古のくしがたかまぼこも健在ですが、最近ではさつま揚げの需要も多くなってきているそうです。
多様化する食生活に対応するため、新製品の開発にも余念がありません。
ちょうど取材させていただいた日もさつま揚げと野菜のコラボレーションを開発中でした。
昔ながらの製法を守りながらも新しい商品を開発していて、数々の新商品が誕生しているそうです。

