サマーフェスティバルinレンガ車庫2008
先日 糸魚川市 駅裏にあるJRの列車用の車庫(通称 赤レンガ車庫)でジャズ等 大人の雰囲気のコンサート『サマーフェスティバルinレンガ車庫』が開催されました。
8月23日(土)夕方から開催されたこのコンサートは、今回で3回目を迎えます。
このコンサート開催のきっかけは、数年後の北陸新幹線工事に伴い、古い歴史を持った赤レンガ車庫が取り壊されてしまうと聞いた有志達が集まり、赤レンガ車庫保存会を結成。その活動を広める手段の一つとして、イベントを開催しようということになり、今回のようなジャズ等のコンサートの実現に漕ぎ着けたものです。
第1回は、真冬で凍える寒さの中 赤レンガ車庫にストーブを持ち込んでの開催。第2回は、昨年の夏、蒸し暑い中での開催でした。
今回は天候も曇りのち雨ということで 涼しい風も吹き抜けての比較的 過ごしやすい恵まれたコンディションとなりました。
まず最初の出演は、4年前の市民オペラをきっかけに結成された「奴奈川姫を歌う会」のメンバーの皆さんによるコーラスの演奏でした。
本年12月6日にも 第2回市民オペラ「歌劇 奴奈川姫」が開演されます。 私の知人もたくさん出演するので今から楽しみです。
次は、3回連続出場の「藤井信彦カルテッット」によるジャズの演奏でした。
軽快なテンポとリズムに乗せて、心がウキウキするような曲の数々が演奏される中、「恋に落ちて」のような美しいメロディアスなナンバーも奏でてくれ、聴衆はその音色に酔いしれました。
(注.この「恋に落ちて」は小林明子さんのとは別の曲で おそらくヴィクター・ヤングという人が1952年に作曲したジャズのナンバーだと思われます。)
カルテットのメンバーには、プロのミュージシャンもいるということで、その腕前は確か。心に残る素晴らしい演奏でした。
続いては、蘭燃(らんねん)さんというプロの女性ボーカリスト。 蘭燃さんは、「別れても好きな人」という曲で有名なロス・インディオスの6代目ボーカリストも務められた方だそうで、大変 声の綺麗な歌唱力のある方でした。
蘭燃さんのオリジナル曲に加えて「コーヒールンバ」「翼を下さい」など、お馴染みの曲も披露して下さいました。
最後は、サックス奏者の彦坂眞一郞さんと上越市高田の名ピアニスト 小柳美奈子さんのセッションです。
彦坂さんは日本を代表するサックスグループ トルヴェール・クワルテット及びボイスネア・トリオのメンバー。
小柳さんはフィルハーモニア管弦楽団との共演やプロのサックス奏者の須川展也氏との共演等で有名です。
有名な「スワニー河」という曲で始まり、途中、カーペンターズの「青春の輝き」などもインストゥルメンタルで演奏してくれました。
彦坂氏のサックスと小柳さんのピアノも 我々の心をつかむ 素晴らしい演奏でした。
約90年の歴史のある この赤レンガ列車庫も来年か再来年には、北陸新幹線工事のため、今のところ取り壊される予定となっています。
でも 随所に蒸気機関車の煙が染みこんだ跡のある赤レンガの車庫は、我々の心に どこか懐かしい郷愁と安らぎを与えてくれます。
このような趣のある古い赤レンガ車庫が残っているのは、全国でも珍しいことなので、是非移転などの方法で将来に向けて保存して欲しいものです。
9月から保存を望む市民から保存基金の募集も始まります。 私も喜んで資金協力させて頂く予定です。
(記事:木島一男)
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