文化・教育の最近のブログ記事

3月14日のホワイトデーに、能生のマリンドリームにあるマリンホールで公演された狂言「姫の聟取り」を観劇してきました。

狂言というとどうも堅苦しく感じてしまいがちですが(私もその一人です)、実際はそんなことなく楽しむことができました。
前のブログにも書きましたが出演の茂山家の方々は、誰でも気軽に楽しんでもらえる「お豆腐狂言」をモットーとしています。
そのためか、演目に入る前の前説でも丁寧に、そして楽しく狂言の楽しみ方を教えてくれました。

演目の「蝸牛」と「附子」も古くから伝わる古典狂言で、国語の授業で習った方も多いはず。
太郎冠者と二郎冠者のとぼけたやりとりに、会場から大きな笑い声が上がっていました。

また、新作のオリジナル狂言「姫の聟取り」はこの地にちなんだ「奴奈川姫の伝説」をモチーフにした狂言で、こちらも地元の人には慣れ親しんだお話をコミカルに描いています。

このオリジナル狂言。市民会館の担当者のお話では、来年の開催にはまた新しい奴奈川姫の伝説を、再来年にももう1作と、3年計画で3本のオリジナル狂言を制作し、奴奈川狂言だけで1公演できるようにしたいのだそうです。
糸魚川の伝説を狂言で語り継がれるのもまたおもしろそうですね!


先月発行の「メールおしらせばん」でも冒頭に記載いたしました「糸魚川シチュエーションロードムービーズ」の伊藤さんから、ウェブサイトを開設したとの連絡をいただき、早速訪問してきました。

糸魚川シチュエーションロードムービーズ

ここで「メールおしらせばん」をご購読いただいていない方のために、先月の内容を記載。
----------------------------------------------------------------

 私の知り合いに映画をこよなく愛し、映画の魅力を沢山の方に知って
もらいたいと頑張っている方がいます。

 彼の最終目標は、映画をエッセンスに素晴らしい人生を送れる人を増やすこと。
そして、糸魚川に映画館を作ることなのだそうです。

 数年前から地道な活動を続けていたのですが、ついに配給会社よりフィルムの
配給を受け、映写技師を招いて4月27日に糸魚川の「ビーチホールまがたま」で
上映会を開く事になりました。

 糸魚川から映画館が姿を消して20年ほどでしょうか。。。
彼のひたむきな努力が糸魚川に消えた灯を再び灯してくれそうな気がします。

 (上映会の詳しい内容はメイドイン糸魚川のイベントカレンダーで公開
しております。)
----------------------------------------------------------------

これからこのサイトにはいろんな映画が掲載されていくことでしょう。
とても楽しみです!

近年はビデオやDVDなどのレンタルも充実し、わざわざ映画館に出向かなくても自宅で好きな作品を好きな時間に好きな格好で楽しむことができますよね。

機材だってお金をかければ映画館さながらの大画面と迫力のサラウンドで鑑賞できちゃいます。

でも「映画館で観る」それとはちょっと違うんですよね。

映画館には自分と同じ映画を選んで作品に共感できる他人が沢山います。
上映が終って外に出ると、自分と同じように目を赤く腫らしていたり、カンフーの達人になっていたり、はたまた恋多き人になっていたり・・・

直接関わってはいないんだけど、同じ時間を共有した人たちがそこに沢山いる事が、何か不思議で、妙に気持ちよかったりします。

4月27日の上映会では沢山の人と同じ時間を共有できたらいいなぁと思ってます。


最後に「糸魚川シチュエーションロードムービーズ」のサイトでも告知していますが、念のためここでも告知!

【会場】  
ビーチホールまがたま

【日】    
4月27日(日曜)

【時間】  
①午後2時~ ②午後6時~ (*会場30分前からご入場いただけます)

【料金】  
前売り1000円  当日1200円 

*グループ購入の場合、10枚以上で10%の割引になります。
お問い合わせからのご注文、もしくはお電話で受け付けております。
<<チケット購入問い合わせ 090-5797-0289(伊藤) まで>>

【前売り販売所】
レコードショップフタバ 酒井書店(駅前店/押上店) 島道書店 伊藤商会 ZIP グッド・ガレージ 青い大きな海 多喜 ビデオレンタル・アトム ジュエリー&ウォッチ橋立 スイッチ 

<<チケット取扱店募集しています!>>

【*探しています】

上映会の際、かつて糸魚川にあった五つの映画館-中劇、糸劇、銀映、ひかり、北斗座の写真パネル展示を企画しています。
現在、糸魚川市史などから数枚の写真を入手いたしましたが、「ひかり劇場」、「中劇」の写真が見つかりません。
お持ちの方、または情報などお持ちの方がいらっしゃいましたら、こちらのお問い合わせフォームよりお知らせください。
よろしくお願いします。



来る3月14日(金)、能生マリンホール(マリンドリーム能生内)にて、大蔵流 茂山千五郎家による狂言の公演があります。
この『茂山千五郎家』は親しみやすい狂言という意味で『お豆腐狂言』と呼ばれているそうです。

なぜお豆腐なのか???

その昔、狂言が一部の上流階級だけの娯楽であった頃、能舞台以外では狂言を演じてはいけないとされていました。
ところが、茂山家の二世 千作氏は、結婚式や祝いの席に出向いては狂言を演じていたとか。
そのうち仲間からは 「どこにでも出向いて軽々しく狂言をするお豆腐のような奴」と悪口を言われたそうです。
京都ではおかずに困ったら「お豆腐にでもしとこか」という習慣があり、それになぞらえてついた呼び名が『お豆腐狂言』です。

しかし二世 千作氏は「お豆腐で結構!それ自体高価でも上等でもないが、味付けによって高級な味にもなれば庶民の味にもなる。お豆腐のようにどんなところでも喜んでもらえる狂言を演じればよい。よりおいしいお豆腐になるよう努力すればよい」と悪口を逆手にとったとのこと。

この教えは現在も守られ 「誰にでも親しまれる狂言」 を目指して、全国各地で、時には海外でも公演されているのだそうです。

そして今回糸魚川での公演は、大蔵流 茂山家の全面協力の基、この地に伝わる奴奈川姫の伝説を『姫の聟(むこ)取り』としてオリジナル制作していただきました!
演目はこの『姫の聟取り』の他にも 『蝸牛(かぎゅう)』と『附子(ぶす)』を演じていただきます!

なにより大ホールでは味わえない小ホールならではの間近で観る臨場感を是非味わっていただきたいと思います。



お豆腐狂言 大蔵流 茂山千五郎家HP

お問い合わせ
糸魚川市民会館 025-552-5900

詳細な情報はこちらからご確認いただけます

takenokarakai0070_l.jpg

江戸の頃から伝承され、国指定の重要無形民俗文化財に指定されている小正月の名物行事 青海の「竹のからかい」

青海駅周辺の地区を西町と東町に分け、双方が奉納する自陣の竹を隈取りをした若衆が合わせ引っ張る行事で、全国に類を見ない稀祭として多くの観客が集まります。

毎年1月15日の小正月に開催され、子供の竹のからかいや餅まき、賽の神が同時に行われます。

takenokarakai0003._ljpg.jpg

この日は前日までの雪も止み、見事な青空の下で威勢良く行われ、多くの見物客や撮影者が訪れていました。

青海の「竹のからかい」は西方と東方に別れ、双方の本陣近くに大きな飾り竹が飾られます。飾り竹には扇子や吹き流しなどが飾られています。

青海神社への参拝を終えた両陣営はそれぞれの本陣にて白塗りの顔に赤・青等の色で隈取りをし、法被・猿股姿に腰に

takenokarakai0025_l.jpg

12時30分、双方の若衆が長さ20mはあろうかという竹を担いで中央に走ってきて竹を地面に立て「チョウチョウ サギノチョウ ナノハニトマレ ナノハニアイタラ ヨシノハニトマレ(蝶々 左義長 菜の葉にとまれ 菜の葉に飽いたら 葦の葉にとまれ)」と唄いながら柏手を叩き、その竹の周りをゆっくり回ります。



takenokarakai0032_l.jpg

まずは西方は海側、東方は山側に立ち、双方の竹の根元の方を頭上でで交差させアーチを作り、そこを一般の見物客が海側から山側へくぐります。くぐった者には今年一年の家内安全や除災といった御利益があるそうです。

見物客がくぐり終えるといよいよ竹のからかいが始まります。


takenokarakai0044_l.jpg

先程と同じように竹の根元を頭上で交差させ、途中を力一杯押さえつけ、弓なりにしならせます。

向かい合った先頭が「いち、にの、さん」のかけ声に合わせ弓なりになった竹が頭上に勢いよく落ちてきます。

落ちてきて二本合わさった竹を脇に抱え込み、綱引きのごとく力一杯引き合います。


takenokarakai0069_l.jpg

竹が抜けると再度頭上に組み合わせ、かけ声に合わせて引き合います。

竹が折れたり割れた場合は負け、引っ張られて引き込まれたら負けという風に勝敗が付けられますが、双方から「勝った勝った!」の勝ち名乗りが聞こえました。

何度かこれを繰り返した後、最初のように竹を立ち上げ唄を歌いながら竹の周りを回り、竹を担いで自陣に引き返します。

takenokarakai0057_l.jpg

この要領で大人の部と子供の部を交互に繰り返し、途中に「福餅まき」を織りまぜながら進行されます。

竹のからかいが終わると両陣営の飾り竹が下ろされ、飾り付けは縁起物として見物客がむしり取って持ち帰ります。

これが終わると両陣営が竹を担いで青海の海岸へ向かい、賽の神が行われます。

それまで使っていた竹や草鞋、注連縄などを役目を終えた各家庭の縁起物や御札などと一緒に燃やし、今年一年の五穀豊穣や家内安全などを祈念し幕を閉じます。

 

青海の「竹のからかい」は勇壮でいて華のある早春の行事でした。

takenokarakai0065_l.jpgtakenokarakai0016_l.jpg takenokarakai0005_l.jpg




marinconcert_0025_l.jpg

11月25日(日)マリンドリーム能生にあるマリンホールにて能生在住のテノール歌手 渡辺直人さんと、ソプラノ歌手であり渡辺さんの奥様でもある尾張恭子さん、そしてお二人が最も信頼するヴァイオリン奏者 古館由佳子さんとピアニストの飯田敏明さんの4名による本格的なコンサートが開催されました。

また、その渡辺さんが教える地元能生のコーラスグループ「しゃくなげ」の女声コーラスもあり、ソロ・デュオ・コーラスと盛りだくさんな内容に多くの観客が楽しいひとときを過ごしました。

marinconcert_0031_l.jpg

マリンコンサートと題した第1回目のコンサートにもかかわらず上段の席までお客様で埋まり、その知名度の高さが窺い知れました。

前半ははそれぞれの紹介も兼ねながらソロパート、渡辺直人さんのユーモア溢れるMCを織りまぜての進行。

MCではマイクを使って囁くように話す渡辺さんは、歌ではマイクを使わず驚くべき声量で歌い、観客を圧倒します。

尾張さんも高域まで声量のある澄んだ歌声が魅力的で、感情を込めた歌い方はフランス語の歌詩ではありますがその情景が伝わって来るようです。

marinconcert_0032_l.jpg

また、ジプシーヴァイオリニストとして本場ハンガリーのコンクールに入賞した経歴を持つ古館さんは、この日披露したジプシー民謡も早さと正確さ、そして音色の美しさを披露してくれました。

「しゃくなげ」によるオペラ仕立ての楽しい女性コーラスも披露しました。こちらも渡辺さん仕込みとあって、プロに負けず劣らずの歌声を披露してくれました。



marinconcert_0033_l.jpg

後半は前半とは打って変わってポピュラー色の強い内容で、しゃくなげによる「涙そうそう」をはじめ、「ハウルの動く城」から「世界の約束」、そして話題となった「千の風になって」などのほか、ミュージカル「Cats」や映画「ウエストサイド物語」からなど、誰もが知っている曲がメインとなり、幅広い聴衆者を楽しませてくれる内容でした。


marineconcert_0035_l.jpg

それを引き立てる飯田さんのピアノは渡辺さんの抑揚と見事に同調し、まさに生きた旋律を醸し出しています。ソロでも臨場感のあるピアノを聴かせてくれました。

最後の曲を終えると「しゃくなげ」のメンバーより花束が手渡され、鳴りやまない拍手に渡辺さんが「さあ、ここからが本番です!」とアンコールへ突入。

客席まで降りてきてお客さんの間近でヴァイオリンや歌声を披露したりとサービス満点のアンコールを演出してくれました。


marineconcert_0027_l.jpg

幅広い選曲と楽しいMCと素敵な歌声。そして大ホールでは味わえない間近感がこのコンサートの魅力だと思います。

「オペラやコーラスなんて固っ苦しくて・・・」なんて思っている方でも十分に楽しめる内容となっています。今後第2回、3回と継続して開催されるようですので、今回鑑賞できなかった方も次回は是非足を運んでみてください!



関連記事:マリンコンサート開催決定

itobiten_0016_l.jpg11月17日(土)18日(日)の2日間、糸魚川駅付近にあるイベントスペースSARA(緑町会館)にて、糸魚川高校の美術部OBで親交のあるメンバーが、それぞれの作品を持ち寄り『糸美展』と題した美術展が開催されました。

発起人の猪又 充さんの呼びかけに市内や上越在住者を中心に長野県や東京都で活躍する同OBの出展もあり、総勢11名の作品が展示されました。

itobiten_0001_l.jpg
会場には油彩・水彩・アクリル画・デジタルアートや陶芸・フラワーアレンジなどの他、姫川の流木を組み合わせたオブジェクトやギターにペイントを施した物まで多種多様。

それぞれの個性を生かした作品が揃った会場には2日間でおよそ100名ほどの来場者を迎え、「こういうのもいいね」と新たな感性を見つけ出す姿も多く見られました。

itobiten_0010_l.jpg来場者の中には糸高美術部の顧問であった竹内松山さんも来場し、教え子の作品を鑑賞されました。

自らも個展を開催した経歴を持つ竹内さんは、教え子の質問にアドバイスするなど、美術部時代の情景を見ることができました。

竹内さんは「それぞれの個性が感じられた。今後も続けていって欲しい」と継続を希望していました。


itobiten_0026_l.jpgitobiten_0021_l.jpgitobiten_0023_l.jpgitobiten_0020_l.jpgitobiten_0022_l.jpgitobiten_0005_l.jpg

現在能生で活動している噂の女声コーラスグループ「しゃくなげ」
女性17名からなるこのコーラスグループが、能生・マリンドリームにあるマリンホールにて歌とピアノ・ヴァイオリンのコンサートを企画し、このほど開催が決定いたしました!

公演日 11月25日(日)
時間 13:30開場 14:00開演
ところ マリンドリーム能生 マリンホール
チケット 全席自由 大人1,000円 小中学生500円
(幼児無料)
演目 グラナダ
O sole mio
千の風になって
「ハウルの動く城」より"地球の約束"
オペラ「トゥーランドット」より"誰も寝てはならぬ"
サウンド・オブ・ミュージックから  他

marinconcert_0022.JPG marinconcert_0021.JPG marinconcert_0023.JPG marinconcert_0024.JPG


「マリン・コンサート Vol.1~NaotoとKyokoと仲間達~」は糸魚川文化活動支援事業の一環としてこのほど認可され,
地元 能生出身のテノール歌手 渡辺直人さん、ソプラノ歌手であり渡辺さんの奥様、尾張恭子さん、そのお二人が最も信頼するヴァイオリン奏者 古館由佳子さんとピアニストの飯田敏明さんの4名を招いてのソロあり、デュオありコーラスありといった内容盛りだくさんのコンサートです。
4名のプロフィールはこちら (marine concert_profile.pdf)

渡辺さん夫妻はプロの声楽家として関東に拠点をおいて活躍されていましたが、この6月に実家・能生に帰郷。現在は能生から全国に向けて活動を続けている。

元々の発端は渡辺さんが地元で30年ほどの歴史を持つコーラスグループ「しゃくなげ」の指導をしており、成果発表コンサートとして企画されました。

「最初はメンバーの家族でも呼んで披露しようか 程度のものでした。」と渡辺さん。

ところが計画を進める内に糸魚川文化活動支援事業という制度を知り、「それならばできるだけ多くの人に楽しんでもらえるものにしたい」と、渡辺さん夫妻との親交も厚い古館さんと飯田さんを招いての大々的なものになっていったのだそうです。

marinconcert_0011.jpg コンサートの曲目もバラエティに富んでおり、本格的なオペラやクラッシックのほか、最近話題になっている「千の風になって」や映画「ハウルの動く城」の曲など、多くのジャンルを取り入れている。

「様々な層に抵抗無く楽しんでもらいたい」と渡辺さん。

また、今回企画立案されたしゃくなげの皆さんも賛助としてその歌声を披露します。
現在渡辺さんの自宅やマリンホールを借りて、本番さながらの猛練習を続けています。
女声コーラスならではの澄んだ歌声は必聴です!

marinconcert_0020.jpg 今回が初めての「マリンコンサート」だが、今後もシリーズとして定期的に続けていきたいとのこと。
「2回、3回と続けていきたい。だから今回もあえて[Vol.1]と付けたんです。」
今回だけではなく、今後も楽しみなマリンコンサートです。

これからもマリンコンサートの情報をメイドイン糸魚川でおしらせいたします。どうぞご期待下さい。

yamakishi_0011.jpg 東京-長野-金沢-大阪を結ぶ新しい交通ルートとして、平成26年までに全線開通を目指している北陸新幹線と、通勤時の慢性的な渋滞を緩和する為に建設が進められている国道8号糸魚川東バイパス。この2つの交通ルートが平行して通る糸魚川 田伏地域にて「山岸(やまきし)遺跡」が発見され、今年4月から発掘調査を進めていました。

この遺跡に十三世紀末の掘建柱(ほったてばしら)建物跡が見つかり、このうち2棟は県内にある中世前期の居住跡地としては阿賀野市の大坪遺跡に次ぐ大きさとして注目を集めています。

yamakishi_0019.jpg この遺跡は掘建柱(ほったてばしら)建物跡で13世紀末頃のものと見られています。

掘建柱とは地面に穴を掘り、そこに建物の基礎となる柱を建て家屋を建築する手法で、竪穴式住居から発展した現代建築の基となる形式です。

現在までに発見された建物跡は20棟以上有り、山の尾根に沿って点在しています。
yamakishi_0038.jpg そのうち2棟は中世前期の住居跡としては、阿賀野市の大坪遺跡に次ぐ大きさで、鎌倉幕府の執権などを務めた北条氏の一族である「名越氏」が治めていた沼河郷(ぬなかわごう)の中核的集落跡ではないかと推測されています。(遺構模式図 2区)

その証拠として名越氏の家紋輪違い三つ傘に似た銅製品の一部が出土しています。

] yamakishi_0021.jpg この大きな2棟は164平方メートルと124平方メートルの大きさで回廊状施設で連結した跡も見つかっています。

また、建物の近くには地盤が軟らかく水が湧いていた跡があり、そこから水路が伸びています。途中には水を貯める石敷き土坑があり、石組みの井戸も見つかっていて生活や農業用水として利用されていたのではないかと推測されます。


遺構模式図の3区部分には水田のような跡も発見されていて生活と農耕が区分けされていたと考えられます。 yamakishi_map.pdf
yamakishi_0024.jpg
]この他にも区画に使われたような長さ50cm程の石が規則的に並べられた箇所もありました。

これらはいずれも鎌倉~室町時代にかけてのものと見られています。



yamakishi_0035.jpg 生活に使われた道具もいくつか出土していて、漆器や青磁、素焼きの器、下駄や草履、大量の箸、木簡、薄い木で編んだ網代(あじろ)などが発見されています。

これらの木製品は沢の中にあったため乾燥せずにいい状態で保存されていたようです。

また、鉄瓶や釣り灯籠と見られる鉄製の蓋も出土しています。

新潟県埋蔵文化財調査事業団の話では「青磁などの舶来品は当時、有力者しか持ち得なかった。名越氏の家紋に似た銅製品も出土していることから、名越氏がこの地を治めていたとする重要な手がかり。文献とも一致する箇所もある」としています。
本年度(H20年)は雪解けを待って調査を再開するとのこと。


yamakishi_0039.jpg yamakishi_0037.jpg yamakishi_0047.jpg yamakishi_0041.jpg


loading...

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち文化・教育カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは動画です。

次のカテゴリは温泉です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

文化・教育: 月別アーカイブ