能生: 2008年3月アーカイブ

3月14日のホワイトデーに、能生のマリンドリームにあるマリンホールで公演された狂言「姫の聟取り」を観劇してきました。

狂言というとどうも堅苦しく感じてしまいがちですが(私もその一人です)、実際はそんなことなく楽しむことができました。
前のブログにも書きましたが出演の茂山家の方々は、誰でも気軽に楽しんでもらえる「お豆腐狂言」をモットーとしています。
そのためか、演目に入る前の前説でも丁寧に、そして楽しく狂言の楽しみ方を教えてくれました。

演目の「蝸牛」と「附子」も古くから伝わる古典狂言で、国語の授業で習った方も多いはず。
太郎冠者と二郎冠者のとぼけたやりとりに、会場から大きな笑い声が上がっていました。

また、新作のオリジナル狂言「姫の聟取り」はこの地にちなんだ「奴奈川姫の伝説」をモチーフにした狂言で、こちらも地元の人には慣れ親しんだお話をコミカルに描いています。

このオリジナル狂言。市民会館の担当者のお話では、来年の開催にはまた新しい奴奈川姫の伝説を、再来年にももう1作と、3年計画で3本のオリジナル狂言を制作し、奴奈川狂言だけで1公演できるようにしたいのだそうです。
糸魚川の伝説を狂言で語り継がれるのもまたおもしろそうですね!


来る3月14日(金)、能生マリンホール(マリンドリーム能生内)にて、大蔵流 茂山千五郎家による狂言の公演があります。
この『茂山千五郎家』は親しみやすい狂言という意味で『お豆腐狂言』と呼ばれているそうです。

なぜお豆腐なのか???

その昔、狂言が一部の上流階級だけの娯楽であった頃、能舞台以外では狂言を演じてはいけないとされていました。
ところが、茂山家の二世 千作氏は、結婚式や祝いの席に出向いては狂言を演じていたとか。
そのうち仲間からは 「どこにでも出向いて軽々しく狂言をするお豆腐のような奴」と悪口を言われたそうです。
京都ではおかずに困ったら「お豆腐にでもしとこか」という習慣があり、それになぞらえてついた呼び名が『お豆腐狂言』です。

しかし二世 千作氏は「お豆腐で結構!それ自体高価でも上等でもないが、味付けによって高級な味にもなれば庶民の味にもなる。お豆腐のようにどんなところでも喜んでもらえる狂言を演じればよい。よりおいしいお豆腐になるよう努力すればよい」と悪口を逆手にとったとのこと。

この教えは現在も守られ 「誰にでも親しまれる狂言」 を目指して、全国各地で、時には海外でも公演されているのだそうです。

そして今回糸魚川での公演は、大蔵流 茂山家の全面協力の基、この地に伝わる奴奈川姫の伝説を『姫の聟(むこ)取り』としてオリジナル制作していただきました!
演目はこの『姫の聟取り』の他にも 『蝸牛(かぎゅう)』と『附子(ぶす)』を演じていただきます!

なにより大ホールでは味わえない小ホールならではの間近で観る臨場感を是非味わっていただきたいと思います。



お豆腐狂言 大蔵流 茂山千五郎家HP

お問い合わせ
糸魚川市民会館 025-552-5900

詳細な情報はこちらからご確認いただけます

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