荒波あんこう祭り 糸魚川会場
糸魚川の冬の味覚の代表格。それが地元漁港で水揚げされる「あんこう」です。
日本ではどこでも見られる魚ですが、厳冬の日本海、そして糸魚川の急峻な地形から深海へ流れ込む清らかな水が豊富な餌場を作り出すため、真冬の糸魚川あんこうはことのほか美味!
現在ではちょっと高級魚になってしまいましたが、その「あんこう」を気軽に楽しんでもらおうと「荒波 あんこう祭り」を毎年開催しています。
今年で7回目を数えるこの「荒波あんこう祭り」。
平成19年までは糸魚川駅前の特設会場で行われていましたが、今年からマリンドリーム能生(1月27日)と道の駅親不知ピアパーク(2月3日)でも開催され、ますますパワーアップしたイベントになっています。
今回は先陣を切って行われた糸魚川会場のイベントに出かけました。
会場は糸魚川駅前から海へ向かうメインストリートを歩行者天国にし、両サイドの雁木では地場産の野菜やタラ汁、カニ汁、網焼きコーナーなど沢山の出店が並んでいました。
10時スタートだったので、15分前には着いたのですが、あんこう汁の食券販売には既に長蛇の列ができあがっていました。
10時になるとオープニングセレモニーとして、吊されたあんこうをバックに糸魚川市長挨拶、続いて地元翡翠太鼓の皆さんによる威勢の良い演奏がありました。
小雪舞う天候の中、一糸乱れぬ技を披露してくれました。
翡翠太鼓の皆さんの演奏が終わると、軽トラックの荷台に作られた特設ステージにていよいよ吊し切りの実演が始まります。
いつの間にか雪も止み、ステージには丸々と太った大型のあんこうが、下あごをフックに掛けられ吊されています。
このあんこうを糸魚川魚市場の方が楽しい説明を織りまぜながら解体していきます。
あんこうは魚体が大きい上に深海魚のため身が柔らかく、表皮も滑りやすいのでまな板の上での解体は難しいのです。
そのため丈夫な下あごを引っかけて吊し、口から水を注いで重みを付けて裁く手法が考えられたのだそうです。
また、あんこうは捨てるところがほとんど無く、鋭い歯がある口だけが残るのだそうです。
慣れた手つきで口の周りから包丁を入れるとスルスルと皮が剥がされ、あっという間にオールヌードに。この皮もコラーゲンが豊富で美容効果抜群!。
腹を割ると海のフォアグラとも呼ばれる皆さんの大好物「あんきも」が顔を出します。巨大な「あんきも」に観客からも歓声が上がります。
なんでもこの時期のあんこうは産卵のために栄養を蓄えるため肝が肥大し、旨味も増すのだそうです。
内臓も外され、ヒレや柳肉も綺麗に外されると本当にフックにかかった口だけになってしまいました。
約1,000人前用意されたというあんこう汁は一杯500円で販売されます。
道路中央に設けられたテーブルでは、寒空の中で食べるアツアツの旬の味覚に舌鼓を打つ人たちで賑わっていました。
あんこう汁を販売するブースではてんやわんやの大忙し!バックヤードは息をつく暇もなく、あんこう汁の調理に追われていました。
今年は前日放送された生放送TV番組「旅サラダ」で宣伝された事も手伝ってか、ツアーの観光バス5台を含む多くのお客さんで賑わい、1,000人前のあんこう汁は12時過ぎには売り切れとなる大盛況ぶり。
周りのタラ汁やカニ汁、笹ずし等も軒並み完売となってしまいました。
また、歩行者天国内に設置された「いけす」では活魚のあんこうが泳いでいたり、来年開催される「トキメキ新潟国体」のマスコットキャラクター『トッキッキ』のお二人(二羽?)と「全国豊かな海づくり大会」のマスコット『まもりん』も参加し、旬の味覚に興味なし!の子供たちも大はしゃぎでした。
大盛況の内に幕を閉じた荒波あんこう祭り。また来年も楽しみです!
平成20年1月20日














